古本LOGOS 
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信

05 November

民主主義ってなんだっけ?

珠洲でも「けんぽうイロハ茶会」というのが先日開催された(10月27日)。集まったのは15名+主催者+講師の方。匿名性の高い都市部と違い、この地でこの手の集まりを主催し集うというのはそれなりに思いのある面々が集ったように思った。
決してある特定の政治団体の主催でもなく、強制力も動員もなく、ただ本当に今回の安全保障法制成立の過程や、憲法問題に目を開かれた普通に市井に暮らすちょっと知りたいことが多い人が前向きに集まった。LOGOSは、主催者の小さなおうちさんのサポートとして、受付を手伝い、関連本を展示し、「あなたとわたしのけんぽうBOOK(水野スウ著)」の販売を担当した。

講師は輪島のひまわり弁護士会(でしたっけ)の石井さん。若くて正面から「憲法の理念」についての語りから始まる。政治経済とか倫理社会の授業を思い出したりする。その後グル―プに分かれて自己紹介と、なぜ今日参加したか、を語り思っていることを口にし合う。唯一の正解はない。憲法のなんたるかを初めて理解したという人から、自衛隊の存在を容認する憲法はそもそも違憲ではないかというもやもや感を口にする人、果てはもっと政治的な見解まで、結構な幅があったと思う。デモとか、声高な反対運動ではなくもっと日常的に私たちができることはないか。。ということを考えている人もいる。
結局は多様性をいかに認めるか。自分と意見の違うから排除するのではなく、違いをとことんまで話して語って理解するのが本当の民主主義ではなんて、個人的には思うけど、世の中の流れが速すぎてみんな結論だけ欲しいのかな? って感じもして・・・。
SEALDsの本を読むまでもなく、対話や議論の原点はギリシアにある。ソクラテス大先生の教えにまで遡り、孤独を恐れず考え続けること。LOGOSの原点はやっぱりそこかな。。
00:08:39 - nanamin - No comments - TrackBacks

13 September

楽しい

3回目にしてなんとかそれっぽいことになりかけてきた。

足を運んでくれた人総勢6人。
ほとんど常連さんと、新規メンバー?候補。
候補もなにもないし、興味があれば誰でも来ていいのであるが。。
入りにくい、やってるのかどうかわからないオーラは満載。

中学生の頃実家の町の橋向こうに、漫画専門の小さな本屋ができて、
何も買わないのに半日立ち読みして過ごしたことがあった。
たまには買ったけど買わない日もあった。
そういう場所が、奥能登にもあるといい。
LOGOSがそういう場所になればいいけど、なれるのかな。

新刊書店の邪魔をするつもりはない。
ここにしかない、ここでしか出会えない本を置きたい。
まだまだ道の途上。
模索は続きます・・・。
23:48:05 - nanamin - No comments - TrackBacks

16 November

LOGOS営業案内 11月

LOGOS営業予定11月
古本LOGOS 予定(報告含む)

10月19日(日) 金沢一箱古本市 よこっちょ 出店!盛況でした♪

11月23日(日・祝) 営業予定 11時〜4時半頃


11月24日(月・振替休日)珠洲の一箱古本市@鉄板でこ(飯田町)
            お問い合わせは「ちいさなおうち」へ

11月29もしくは30のどちらか
        営業予定 遠方の方はお問い合わせを
        (logos*iwashido.com
* を @に変えてメールを)

<能登半島の気まぐれ・隠れ家古本屋です>古本LOGOS 
                 石川県古書籍商組合会員 [Read More!]
13:21:01 - nanamin - No comments - TrackBacks

18 November

オテラでイチ@志賀町(浄専寺)にて。

11月17日 雨。

前日の晴天が少しでも続けば、との祈りむなしく
朝から雨。ひたすら雨の一日。

山猫文庫さんの青空古本&クラフト市(9月)に誘われた
志賀町のお寺での市、というのに参加。
事前情報はほとんどなく、ただ誘われて、
断る理由がなくて、行事も重ならなくて、
当日そのお寺で午後からコンサートがあるので
その関連企画らしい、、ということで、志賀町初上陸?!

真宗大谷派のそのお寺は、地図にも出ている。
ただ境内までは非常にわかりにくい場所にある。
絶対すれちがえない狭い砂利道をぬけると境内に。
出店者は全部で7店舗、本はうち(LOGOS)と
主催者のほーざんじ荘のぅもり屋さんだけ。
あとは手作りリースや正月飾りのお店、
羊毛クラフトのお店、手作り布小物のお店、シフォンケーキ、
占いとマッサージ。。のお店であった。
和室2間をお借りして、のんびりとお客を待つ。
otera

午前中は閑散、この雨では仕方がないね、と
出店者各自の内輪買と情報交換で盛り上がる。
私以外の出店者さんは、けっこうほかのクラフト市や
のとじま手祭り(通称のて)にも参加経験があるようで、
ブームというか、私の知らない世界があることを知る。

午後2時のコンサートと講話の前には少しお客さんも
立ち寄ってくれ(要するに檀家のみなさんなのであろう)、
孫に読ませたい、といって絵本を買ってくれる人が少し。

準備不足もあり、本も適当に見繕って持っていたが
絵本は定番が動きますね、やはり。
奇をてらった品揃えより、ベーシック路線は外せないのは
基本であると実感。

出不精の私にしては、がんばったぞ僕、な一日。
荷物は車に積んだまま、日曜日になり、
これらの整理の時間は通常営業日内では困難である。
しばらく月曜日は本の整理日にしないと店が回らない。
一人でやるというのは、そういうことである。
でも楽しかったから、いいのである。

13:38:00 - nanamin - No comments - TrackBacks

02 January

新年の決意。

あけましておめでとうございます。
新年早々、2年半ほど親しんできたブログを閉鎖し、
こちらに一本化することにしました。
形式が変わると内容も変化するかもしれませんが、
まあぼちぼちなじんでいくことにして。

図書館から借りてきた『世界一周恐怖航海記』(車谷長吉・文藝春秋)と、アマゾンで買った『「伝える言葉」プラス』(大江健三郎・朝日新聞社)では、偶然かもしれないが、モノを書いていく人間に対するアドバイスともとれる同じようなことが書いてあった。

それは、一人の作家の書いた本を長期的に継続して読む、ということと、書き写したり暗記したりして、先達の気に食うた文章を己のものとするというようなこと。はっきりとそういう記述が2冊の本の中にあったというわけでもないが、要するに同じような印象を受けた。そして自分の書いた文章も何度も書き直すということ。
09:35:17 - nanamin - 2 comments - TrackBacks