古本LOGOS
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信
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初めてのお客様(古本編)
LOGOSは私にとっての「かもめ食堂」。
人が来てもこなくても、当面は続けていきますし
時間がくればオープンしてます。
初日に来てくださった方々は、まあ心配して、というか
この人本当にやっていけるの? みたいな
親心持参、おつきあいのある人が中心でした。
積極的にPRしていない古本屋にしては上出来です。
○月×日。
初めて、直接面識のないお客さまが来店。
その日は昼過ぎに30分ほど、家族の用事で
留守にしました。「CLOSED」の表示はしていきました。
用事が済んで帰ってきて、「CLOSED」の看板をはずし、
さああと閉めるまで数時間がんばろ〜と思ったとき、
店のガラス窓に貼ったチラシを見る人影が。
(ほんとに「かもめ食堂」だ…)
そう思ってしばらくすると、ドアを開ける音。
この店舗は二階部分にだけエアコンをつけたので
事務仕事は上でしていることも多く、
店主の姿が見えないことはよくあります。
その時も二階にいました。
暑い中、ありがとうございます、と思って降りると
その人は本の棚を真剣に見ておりました。
手には新刊書店で買ったような、雑誌の袋が。
本好きな方なんだ〜と思って安心すると、
数冊の本・コミックなどを購入してくださいました。
先日の一箱古本市で仕入れたビジュアル本も購入。
お話を聞くと、実はご近所の娘さんで、
チラシを持って挨拶に廻った近所の商店街のご家族。
そういえばお母さんが、子どもが本好きで…と
おっしゃっていたかも?
自分の選んだ本の中から、若い人に読んで欲しかった
詩の本なども選んでくださり、こういうことがやっぱり
心からうれしいと思う。
これだから古本屋・本屋などという世界から
足を抜けないのだった。
これからも細々と続けていくことを改めて決意したのでした。
posted at 08:35:09 on 08/08/12
by nanamin -
Category: 開業日記
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コメント
うわ〜映画みたいに情景が広がりました。
ほんとに「かもめ食堂」だ。
もしくは「森崎書店の日々」。
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ほんとに「かもめ食堂」だ。
もしくは「森崎書店の日々」。