駆け出しの古本屋ともいえない古本屋、
仕入れてきた本を並べている。
並べるだけならいいけど、値段をつけなければいけない。
ものすごいざっくりした経済観念しか持ってないので、
均一〜とか、値段は聞いて! みたいになっている。
こういうことだから
「貸本屋すれば?」とか言われてしまうのだろう。
貸本もいいのだけれど〜きっと本は返ってこないだろう。
貸し借り、というのに慣れていない。
都合のいい時だけ、借りてゆく。
いらないときは返ってくる。
そして必要なものは返ってこない(そんなら買ってほしい…)。
10月20日から28日まで、向島のレンタル・シェアショップを会場に
ふるほん日和の関連企画、「
曳舟ブックマルシェ」というイベントが行われ、
東京以外の古本屋・雑貨屋さんらの箱が20店舗分くらい
並べられるそうだ。
その出店に声をかけていただき、
出店することになった。
本人はいまのところ行かない。箱(本)だけ送る。
このご縁は、田端の
石英書房さんのご厚意による。
文庫版「女子の古本屋」(ちくま文庫)で、
それからの女子の古本屋として、紹介されているお店。
(単行本版出版後に見つけられた、新しいお店が掲載)
「主婦で子連れ」「曜日限定」でも古本屋になるんだ!
ということに気づかせてくれたお店の紹介に
うれしくなって、一度だけ訪問させてもらった。
その後、開業の案内をお送りしたらお返事が来て
共感する部分もあり、やりとりが続いている。
なかなか現実は甘くないが、それぞれに
胸に秘めた想いがきっとある。
ブックマルシェのことはまた後日。