古本LOGOS 
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信

16 December

「律子さん(と、が)読む 宮澤賢治」ワークショップ

12月7日(金) 雪/曇

午後から、店内にて初の企画イベントを実施。
以前から交流もあり、ここ数年毎年珠洲に来ていただいている
はまなす文庫の細川律子さんと、
宮澤賢治の作品を読みあう、というワークショップを。

前の晩、隠れ宿「湯宿さか本」にての朗読会には
30人弱の人が集い、囲炉裏端で、昔話と朗読を堪能した。
今日は、薪ストーブを囲んで、
細川さんの用意してきてくれた、賢治作品を読みあう。
作品は「気のいい火山弾」。
石っこ賢さん、と呼ばれていた賢治らしい作品。

結局参者は、私と律子さんも入れて6名だったが、
その分だけ読む箇所が多くなったり、
じっくり話しをする時間も取れて
ゆったりとしたひとときを過ごす。
後半は私は、薪ストーブの火の心配と、
みなさんに珈琲をいれたりすることに気をとられ、
気がついたらもうお帰りの時間。

6日は強風で、本当に大丈夫かな?
と思ったけれど、午後から風もおさまり無事実施できた。
7日はせめて日が落ちる前に、
講師の細川さんを帰路につけるよう、それだけが気がかりで。

耳から聴いた言葉は、どこかで残っていて
心の中で響き続ける、それがまた次に
賢治の作品を読む手がかりになるんだな、
と痛感した二日間であった。
13:28:44 - nanamin - No comments - TrackBacks