古本LOGOS 
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信

09 August

初めてのお客さま(カフェ編)

お騒がせした飲食営業許可も審査通ったらしくて、
晴れて珈琲程度の喫茶提供が可能となりました。
そんなある日、古本LOGOSのカフェ部門に
はじめてのお客さまが!

先輩古本屋のA堂さんから、「いねむりしているとお客さんが来ますよ」とアドバイスいただいたとおり、お手洗いで用を足していたら、ドアの開く音!
そそくさと身支度を整え、カウンターに向かうと1人の男性が。
二十代はじめくらい? 土地の人ではないような感じ。
「カフェですか」というので、珈琲とアイスコーヒーぐらいしか出来ませんが、と断ると珈琲の注文。
それでは頑張って二三味珈琲をいれましょう、とふるい立つ。
娘に差し入れされたカントリーマームのクッキーをそえて、
ホット珈琲を提供。
自前のクッキーでもやけるようになればもっといいのだけど。

 聞けば、仕事で怪我をして、今日は病院の帰りだという。
仕事はといえば、料理(厨房)の仕事をされているそう。
珠洲で一番有名なのではないかと思われる旅館の板前さん。
珠洲で仕事を始めてまだ半年、どおりで旅の人のような感じがしました。

 結局のところ、この得たいのしれないブックカフェのような場所を、積極的に訪ねてきてくれる人は、珠洲での居場所をさがしている人たちなのかな、とも思う。珠洲での生活が順風漫帆、やることが決まっていて忙しい人に、何の場所だかわからないこのブックカフェをのぞく余裕はないであろう、忙しいお盆前。古本屋としての自信のなさが積極的なPRを控えさせてしまう。
 さあこの壁を乗り越えて、もう一歩外へ向かって歩み出そうよ。
22:26:16 - nanamin - 1 comment - TrackBacks