古本LOGOS 
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信

コトノハ読書会

9月○日 晴のち曇、遠くで雷音

今日、LOGOSの2階で読書会なるものを実施。
1階はカウンター席なのだけれど、
2階にはちょっとした打ち合わせのできるスペースがある。
(通常はここで英会話教室を実施、の場所。)
2階にはエアコンも入れたので、逃避スペース。
ここで昼間自由になる30代後半〜60代までの
それなりに読書好きの3人に声をかけ、
私も入れて4人で「コトノハ読書会」を行った。

第1回めということもあって、
比較的手に入りやすく、読みやすい本ということで
選んだ本は『星の王子さま』。
岩波書店の内藤訳が定番だけど、最近は新訳も多数出版されて。

高校時代文芸部だったというKさん、
母が小学校1年生の自分に「帽子の絵」を描いて
この本を与えてくれたというHさん、
池澤夏樹訳の本を娘にプレゼントしたというMさんなど、
それぞれが自分の過去と今を照らす瞬間の
語られる言葉は刺激的。

平易に訳された言葉の背景にひそむ
哲学的な問いかけは、児童文学の枠組みを超えて
読めば読むほどに深みにはまる『星の王子さま』。
私は、亡くなった父がよく、この本はいいぞ、読め、
と言っていた本だったので、忘れられない1冊。

今後も継続してひっそりと続けていきたいな。
次回は10月16日(火)午後の予定で
『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン)
を読もうかなと思っています。
興味のある方はお問い合わせください。

posted at 12:48:00 on 09/18/12 by nanamin - Category: 開業日記

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