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古本LOGOS
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信
29 September
少しは「店」らしく・・・
昨日、石川県の古書店組合の交換会に初参加。
4月にも一度、見学させていただいたが
その時は真剣な入札をできる立場ではなく、傍観者。
今回は、入会させていただけることになり、
正式には10月から組合員になるそうだが、
臨時総会で承認されたということで、
入札許可を出していただけました。
とはいえ。
古書の値段、検討つきません。
ほしい本には少し高めに、
どうしてもほしい本には、思いっきり見栄をはって
2つの値段を書く。
そのかいあって、落札ゼロということはなかったが、
本気度の高い先達にかなわないのは仕方がないか。
段ボール箱で10箱近く、軽自動車の後ろを荷台にして
すたこら運んできましたが、
全部がそのまま並べられるわけでもなく。
棚を編集する能力がないので
途方にくれています。
子供が残していったi−Padをスピーカーにつないで
音楽をかけながらの作業。
選曲が若いけど、とりあえず店らしくなるように。
明日は金沢での一箱古本市、
せめて夕方まで大風さん吹かないで〜
(帰れなくなるので。)
25 September
一箱古本市準備など
暑さ寒さも彼岸まで、の言葉通り
ようやく秋めいてきました。夜なんて寒いくらい?!
何かと体力のない私ではありますが、
涼しくなったので、9月30日の「一箱古本市@源法院」
に出店することにした。
思えば2年前の夏の、この一箱古本市への参加が
すべての始まりであった。
あの頃は臨時とはいえフルタイムで仕事をしていて、
まさか出店できるとは思わなかったのだが、
夏休み期間中(8月最終日曜)であり、日曜日だったので
無理しても参加できた。
あの時あきらめていたら、今のこの状況は、ない。
その後何度か出店したが、
いまいち自分のスマッシュヒットな「一箱」に
仕上がったためしはなく、
いつもいつも行き当たりばったりの箱になっていて。。。
今回は少しは、LOGOS らしさ? が
見え隠れする箱になるよう、準備してみます。
(とはいえLOGOS らしさ、って何でしょうね?!)
21 September
奥能登古本つながり
9月▽日 晴/曇
2年前まではまったく知り合いでなかった人たちと
一箱古本市を通してご縁ができ、時おり近況が入ってくる。
メールやHP・ブログという便利な通信手段あってのこと
なのかもしれないけれど、
やっぱり直接会って話すのがきっと一番。
この日は輪島のSeptember Booksご夫妻が来店。
ひゃ〜この惨状で古本屋と認知されるのは辛いかも?
でもいつまでも逃げてはいられない。
とにもかくにもはじめてしまったのだから。
本を読んだりするのがいいことだとかえらいとか
そういうことではなくて、
本があって当たり前、ないと酸欠状態になるような
そんな価値観を理解してくれる仲間が
奥能登にいるというのは、救われる。
「一箱古本市」については、こづかい稼ぎだとか
古本の価値をどうのこうのという意見もあるかも
しれないけれど、悪いことばかりでもないと思うし、
それがあったから、今の自分があるわけで。
古書の世界のほんの入り口に立ったばかりである。
18 September
コトノハ読書会
9月○日 晴のち曇、遠くで雷音
今日、LOGOSの2階で読書会なるものを実施。
1階はカウンター席なのだけれど、
2階にはちょっとした打ち合わせのできるスペースがある。
(通常はここで英会話教室を実施、の場所。)
2階にはエアコンも入れたので、逃避スペース。
ここで昼間自由になる30代後半〜60代までの
それなりに読書好きの3人に声をかけ、
私も入れて4人で「コトノハ読書会」を行った。
第1回めということもあって、
比較的手に入りやすく、読みやすい本ということで
選んだ本は『星の王子さま』。
岩波書店の内藤訳が定番だけど、最近は新訳も多数出版されて。
高校時代文芸部だったというKさん、
母が小学校1年生の自分に「帽子の絵」を描いて
この本を与えてくれたというHさん、
池澤夏樹訳の本を娘にプレゼントしたというMさんなど、
それぞれが自分の過去と今を照らす瞬間の
語られる言葉は刺激的。
平易に訳された言葉の背景にひそむ
哲学的な問いかけは、児童文学の枠組みを超えて
読めば読むほどに深みにはまる『星の王子さま』。
私は、亡くなった父がよく、この本はいいぞ、読め、
と言っていた本だったので、忘れられない1冊。
今後も継続してひっそりと続けていきたいな。
次回は10月16日(火)午後の予定で
『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン)
を読もうかなと思っています。
興味のある方はお問い合わせください。
13 September
買い取りの練習〜;;
9月×日 晴れ
うちの義父と同じころに他界した親をもつ、
近所の友が、遺品の整理というか、築100年にもなろうという
ご実家の耐震工事をするため、父親の本を整理するという。
本棚も何本かいただいた。
その上に、本も見に来ない? とお誘いを。
古い本ばかりで、廃品回収業者ならまるごと引きうけるような
雑多な本の中から、「廃品」になるまえの「本」を物色する。
保育社のカラー図鑑とか(どこかの学校の図書室で見たな〜)、
バーコードもなかった時代の本が多数。
ニュートンに混じって「暮らしの手帳」発見(数冊だけど)!
思いっきり昭和の雰囲気。
珠洲郡誌とか、石川県のなんちゃら、とか。
郷土資料としては、けっこう価値がありそう(希望的観測)??
さすが学校の先生だっただけあって、
図書室の蔵書印のある本もあり、それも統廃合された学校名の。
お友達価格で、今回はほとんど譲り受けたようなもの。
これが本当の買取依頼だったら?
さあ、幾らの値段をつけるべきなのか〜悩むところである。