古本LOGOS 
いわしの読書日記改め、古本屋&ブックカフェ通信

18 September

コトノハ読書会

9月○日 晴のち曇、遠くで雷音

今日、LOGOSの2階で読書会なるものを実施。
1階はカウンター席なのだけれど、
2階にはちょっとした打ち合わせのできるスペースがある。
(通常はここで英会話教室を実施、の場所。)
2階にはエアコンも入れたので、逃避スペース。
ここで昼間自由になる30代後半〜60代までの
それなりに読書好きの3人に声をかけ、
私も入れて4人で「コトノハ読書会」を行った。

第1回めということもあって、
比較的手に入りやすく、読みやすい本ということで
選んだ本は『星の王子さま』。
岩波書店の内藤訳が定番だけど、最近は新訳も多数出版されて。

高校時代文芸部だったというKさん、
母が小学校1年生の自分に「帽子の絵」を描いて
この本を与えてくれたというHさん、
池澤夏樹訳の本を娘にプレゼントしたというMさんなど、
それぞれが自分の過去と今を照らす瞬間の
語られる言葉は刺激的。

平易に訳された言葉の背景にひそむ
哲学的な問いかけは、児童文学の枠組みを超えて
読めば読むほどに深みにはまる『星の王子さま』。
私は、亡くなった父がよく、この本はいいぞ、読め、
と言っていた本だったので、忘れられない1冊。

今後も継続してひっそりと続けていきたいな。
次回は10月16日(火)午後の予定で
『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン)
を読もうかなと思っています。
興味のある方はお問い合わせください。
12:48:00 - nanamin - No comments - TrackBacks